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2020年 の ニュース


  卒業生から お歳暮 (12月15日)

 


 研究室の卒業生からお歳暮の贈り物を頂き、みんなでご馳走になりました。今回は特に、木箱入りのみかんを頂きました。また、貴志礼文君(研究室の分子カプセルの初合成者)からは卒業後から毎年、茨城の干し芋の箱詰めをお送り頂き、いつも美味しく頂いています。どうも有難うございました。

 干し芋

  華房さんらの研究成果 Nature Commun. 誌に掲載 (11月27日)

 


 華房真実子さん(修士卒)らの研究成果「Three Host Peculiarities of a Cycloalkane -Based Micelle Toward Large Metal-Complex Guests」が、Nature Commun. 誌に 掲載(open access)されました。近藤 圭君(当時 D3)が2015年に合成したシクロへキシル基を有するV型両親媒性分子は、長い間、研究室の「分子ボックス」に "お蔵入り" されていました。華房さんがその3つの内包特性を発見し、土田大和君が詰めの作業をすることで、成果をまとめることができました。"芳香環" から "脂肪族" にミセル型分子カプセルの新展開を達成しました。

 華房さんは昨年の化学フェスタで優秀ポスター賞を受賞(右端) 受賞者たち

   土田君 最優秀ポスター賞・成田さん 優秀ポスター賞 (11月27日)

 


 第10回CSJ化学フェスタ(10月20-22日@オンライン)で、土田大和君(M2)が最優秀ポスター発表賞(986件中9件;約110倍率)を受賞しました!!また、成田陽奈さん(M2)は優秀ポスター発表賞(約6倍率)を受賞しました!土田君は「オリゴマー芳香環ミセル:水中での集合安定化と効率的な分子内包」、成田さんは「芳香環ミセルの糖修飾と水中における内包特性」に関する最新の成果を発表しました。最優秀賞は、穐田・吉沢研時に山科雅裕君(2013年)と松本享典君(2018年)に続いて3人目です。

 受賞者たち

  三原博士・山内博士 若手講演会 (11月20日)

 


 今年度の最初(&吉沢研究室でも最初)の講演会をオンラインで開催しました。研究所の非常勤講師としてNIMSの 三原のぞみ博士 と 山内祥弘博士 を招待して、講演会(約1時間ずつ)とその後に学生との個別ディスカッション(5名ずつ)をお願いしました。学生時から博士研究員などでの研究成果を、綺麗なスライドで分かり易く紹介して下さいました。どうも有り難うございました。

 講演会ポスター 遠隔集合写真

  椅子 クリーニング (10月30日)

 


 学生居室&218号室の椅子(合計36脚)をクリーニングしました。約11年前(穐田・吉沢研の2年目)に一括購入した学生用の机と椅子は、卒業生の丁寧な使用のお陰で、今まで故障なく使えています。ただ、椅子が汚れてきましたので、クリーニング(&殺菌?)して良い状態になりました。

 クリーニング前後

  大学院入試の合格者 懇親会 (10月17日)

 


 本年度の本学大学院入試に見事合格し、吉沢研に配属決定したメンバーと現役メンバー(穐田研を含む)のオンライン懇親会を行いました。今年はコロナのため、研究室見学、A日程の面接試験、B日程の筆記と面接試験の全てがオンラインでの実施となりました。初の試験方法で、受験生も教員も心配していましたが、全ての行事が無事に終了しました。来年4月から一緒に対面で研究できることを、研究室一同、楽しみにしています。

 遠隔集合写真

  岸田さん 錯体化学討論会 ポスター賞 (10月13日)

 


 岸田夏月さんが、第70回錯体化学討論会(9月28~30日 オンライン)でポスター賞を受賞(55件中 8件の受賞)しました。発表題目は「扁平状芳香環カプセルの内包によるボウル型分子の反転運動制御」で、最新の芳香環カプセルの空間機能にフォーカスして発表しました。

 岸田さん&賞状

  岸田さん・松本君 JSPS 特別研究員に採用 (9月29日)

 


 岸田夏月さん(M2)と 松本享典君(卒業生)が、日本学術振興会(JSPS)の 特別研究員 DC1 に採用内定となりました。今年5月に提出した申請書類の審査で決定しました。吉沢研で初めてのDC1で、穐田・吉沢研を含めても2016年の納戸直木博士(書類&面接で採用)以来の快挙です。おめでとう!

  5研究室合同 オンライン同窓会 (9月26日)

 


 諸岡・鈴木・北島・穐田・吉沢 研究室合同のオンライン同窓会を開催しました。今年2月頃から穐田教授を中心に表参道辺りで企画して来ましたが、コロナのためオンラインに切り替えました。初の試みで人数が多く、接続を心配していましたが、米国や中国、欧州などからも問題ありませんでした。約50名の卒業生が参加して下さり、第1部は全員一緒に、第2部は2つに分かれて、お互いの近況を語り合いました。諸岡先生や鈴木先生のお元気な姿を拝見することも出来ました。次回は対面の同窓会でお会いできることを楽しみにしています。

 遠隔集合写真

  共同研究成果 分子カプセルの抗ガン作用 (9月14日)

 


 ブルガリア Sofia University の Anife Ahmedova 博士らとの共同研究成果「Enhanced Cellular Uptake of Platinum by a Tetracationic Pt(II) Nanocapsule and its Implications to Cancer Treatment」が、Eur. J. Pharm. Sci. 誌に掲載されました。私達の分子カプセルのガン細胞に対する優れた効果を解明しました。Ahmedova 博士とは2013年の来日から共同研究を開始して、抗ガン作用に関して既に2報の論文(Chem. Asian J., 2016, 11, 474 と Dalton Trans., 2016, 45, 13214)を発表しています。

 2013年の Ahmedova 博士 の送別会(缶ビールを持つ女性)

  論文の被引用数 9,000回 以上 (8月31日)

 


 吉沢教授が関係する学術論文(英文)の被引用数(citation)の合計が最近、9,000 回(Publonsによる)を越えました(Google Scholarでは >10,000 回)。特に被引用数の多い論文は、2009年のAngew. Chem. Int. Ed.誌の総説(1268 回)と2006年のScience 誌の論文(810 回)です。最近では、貴志礼文博士の分子カプセルの論文(修士課程の研究成果)がトップです。

 N. Kishi et al., J. Am. Chem. Soc., 2011      209 回 解説
 M. Yoshizawa et al., Chem. Soc. Rev., 2014    203 回(総説)
 N. Kishi et al., J. Am. Chem. Soc., 2013      114 回
 M. Yamashina et al., J. Am. Chem. Soc., 2015  104 回
 N. Kishi et al., Angew. Chem. Int. Ed., 2014    100 回

 修士2年時に錯体化学討論会で学生講演賞を受賞した 貴志博士(右側)

  大学院講義 2Q 終了 (8月6日)

 


 4学期制(1〜4Q)の大学院講義の2Qが終了しました。2Qの「超分子科学特論」(吉沢教授の担当分)はオンラインの板書講義で、分子構造を正確に描くことを重視しました(そのため配布資料なし)。最終日(本日)にオンラインの筆記試験を行いました。問題をZoom画面に表示し、受講者はそれを見ながら解答を紙に記入し、時間内に答案用紙をスマートフォンで撮影して、メール提出する形式をとりました。慣れない遠隔試験でしたが、多くの受講者が頑張ってくれました。特に、今回の試験の高得点者(2名は満点)は、20M23574, SC17321, 20M22882, 17B02141君/さんです。

 また、2Qの学部講義「先進有機化学第二」のオンライン筆記試験では、18B02606, 18B11479, 18B16235君/さんが満点で、10名が85点以上でした。

  卒業生から お中元 (7月28日)

 


 いつもと様子の違う夏前ですが、研究室の卒業生から色々なお中元(洋菓子、アイス、ゼリー、日本酒、健康飲料、ジュース、ビールなど)を頂きました。どうも有難うございました。今日は大きなバームクーヘンを切って、少人数ずつで食べました。また、金沢大に異動しました Catti 博士から、金沢&ドイツのお菓子のお中元も頂きました(8/4)。

 バームクーヘン(密を避けて) 金沢の和菓子(撮影時のみ脱マスク) 

  筒井君らの研究成果 Chem. Sci. 誌に掲載 (7月17日)

 


 筒井貴大君(修士卒)らの研究成果「An Atropisomeric M2L4 Cage Mixture Displaying Guest-Induced Convergence and Strong Guest Emission in Water」が、英国化学会の Chemical Science 誌に 掲載 されました。ナフタレン環の殻を持つ分子カプセル(42個の異性体の混合物)を合成し、それらを1つの異性体に収束することに成功しました。筒井君は修士2年間の研究で、2報(第一著者)の論文掲載を達成しました! 岡澤佑允君(H27年 修士卒, JACS & Chem. Sci. 誌)に続き、2人目です。

 また、筒井君の1報目の 論文 が、Chem. Eur. J. 誌の「Top 10% Most Downloaded Papers」(Jan. 2018 to Dec. 2019) に選出されました。

 筒井君は学内卓球大会でも活躍(右から2番目) 選手&賞状  

  研究室メンバー 実験開始 (6月29日)

 


 本日、今年度のメンバー全員(8名)が、ついに研究室に集合することができました!本学のコロナ対策ルールに従い、暫くは週2日の登校制限ですが、安全に注意して静かに研究を進めて行きたいと思います。各メンバーがそれぞれの目標に向けて、実験を開始しました。研究室ゼミ(雑誌会・抄録会・研究経過報告会)は遠隔で行っています。

 ソーシャルディスタンスで 初集合写真(撮影時のみマスクなし)  

  共同研究成果 Chem. Mater. 誌の表紙に採用 (6月23日)

 


 名古屋大学 未来社会創造機構の田 日先生と松尾 豊先生らの最新論文が、Chem. Mater. 誌の表紙に採用されました!カーボンナノチューブを利用した高効率な太陽電池の開発で、私達のアントラセンを含むV型両親媒性分子の誘導体が有効に機能することが明らかになりました。

 表紙  

  岸田さんらの研究成果 J. Am. Chem. Soc. 誌に掲載 (5月27日)

 


 岸田夏月さん(M2)らの研究成果「Anisotropic Contraction of a Polyaromatic Capsule and its Cavity-induced Compression Effect」が、米国化学会の主幹雑誌 J. Am. Chem. Soc. に 掲載 されました。2009年の先端ウォッチング(CSJ春季年会)のご縁で、櫻井英博先生(阪大)からお椀型分子 "スマネン"(Science 2003)を頂き、長い間、大切に保管していました。今回、岸田さんが新たな分子カプセルを合成し、その空間内で初めて、スマネンの反転運動が加速されることを発見しました。

 岸田さんはCSJ化学フェスタで優秀ポスター発表賞も受賞(左端) 受賞者たち

  遠隔による大学院講義 開始 (5月8日)

 


 コロナウイルスため、本学の大学院講義が5月1日にスタートしました。吉沢教授担当の遠隔(Zoom)の初講義(応用化学概論第1B)は約90人の受講者でしたが、質疑応答を重視するため全員ビデオオンで行いました。接続が切れることなく、ほぼ全ての受講者が顔を合わせることが出来ました。

 また6月から、遠隔(Zoom)による板書の講義も始めました。 板書  

  土橋君らの論文 Angew. Chem.誌の Hot Paper に選出 (5月5日)

 


 土橋大樹君(修士卒)と Lorenzo Catti博士(現:金沢大 特任助教)らの最新の論文「N-Doping of Polyaromatic Capsules: Small Cavity Modification Leads to Large Change in Host-Guest Interactions」が、Angew. Chem.誌の Hot Paper(Editor が特に重要と認めた論文)に選出されました。二木啓太君の論文に続き、今年2回目です! 芳香環カプセルへのシンプルな窒素ドーピングにより、新たな空間機能を開拓しました。

 土橋君 と Catti博士

  吉沢教授 誕生日プレゼント (4月27日)

 


 大友仁美秘書(穐田研)が、手作りの美味しいスコーンをプレゼントして下さいました。また、卒業生の山科博士と矢崎博士が、遠隔(Zoom)でクラッカーを鳴らして、お祝いしてくれました。どうも有難うございました。

 スコーン 
 

  ミニゼミ 開催中 (4月24日)

 


 コロナウイルスの影響で、遠隔で研究テーマ毎のゼミ(=ミニゼミ、1回1時間)を開催中です。研究室の歴史を知ってもらうため、新メンバーが卒業生の学術論文(英文)を1日、約1報のペースで読んで内容の説明し、吉沢教授が補足と裏話(卒業生の紹介など)を行っています。今日で2週間のミニゼミが終わり、読解力と研究知識がかなりアップしました。上級生もミニゼミに加わり、説明を深めてくれました。

 初集合写真(遠隔) 
 

  新学期 スタート (4月3日)

 


 コロナウイルス対策のため、遠隔ミーティング(Zoomを利用)で新学期をスタートしました。また、遠隔でテーマ説明会を行い、7日に新人の研究テーマが決定しました。今年は、M2学生4人と新人の片桐さん(B4, 出身:北里大)、上田さん(B4, 東工大)、湯浅さん(M1, 静岡大)で協力して、研究活動します。こちらのすずかけ台キャンパスは現在、桜が満開です。

 桜&研究室のある建物 
 

  お祝い品 (4月1日)

 


 東大と東工大の時のグループの卒業生および共同研究者が先日、「慕う会」を開催して下さり、"こだわり" のお祝い品を頂きました。(写真右から)3Dプリンターで作製した分子カプセル(フラーレン入り)、好きな色のドライフラワー、名前りのウイスキーです。また、本日(大安)、大友秘書から木製ハンガー、後日、小宮三四郎先生(B4時の恩師)から立派な置き時計、卒業生からルームフレグランス、吉本先生から熊本スイカ&メロンも頂きました。どうも有難うございました。国内外からお祝いのメールも頂きました。こちらも有難うございました。

 お祝い品 置き時計(&分子模型) スイカ&メロン 
 

  研究室の床工事 完了 (4月1日)

 


 3月上旬に開始した居室および実験室の床工事が完了しました。居室の床色は現在のメンバーに選んでもらい、「ローズ色」の学生居室と「リーフグリーン色」の教員室が出来上がりました!工事にご支援とご協力下さりました、久堀所長および研究所事務室に感謝致します。

 学生居室  教員室
 

  吉沢研究室 スタート (4月1日)

 


 本日、吉沢研究室がスタートしました。研究室のメンバーや共同研究者と力を合わせて、私たちオリジナルの水中で使える機能性の「ナノ道具」を開発して行きます。ご支援の程、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 
 
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