東京工業大学     
資源化学研究所    
有機資源部門     
大学院総合理工学研究科
化学環境学専攻    

A_lab

 
2015年 の ニュース

 富田君 山科君 博士論文発表会 (12月25日)

 


 今年最後の研究室の行事として、2人の博士論文発表会を行いました。午後1時から富田 廉君が「フォトレドックス触媒による炭素−炭素不飽和結合のトリフルオロメチル化反応に関する研究」について、午後3時から山科雅裕君が「アントラセン環に囲まれた配位ナノ空間の特異なホスト機能」について発表し、無事に第一審査を通過しました。
 
 この日の夕方に、発表のお疲れ様会&忘年会を行いました。大村幸平君(M1)が幹事となり、食べ放題のお店で楽しい会となりました。これで研究室は冬休みです。

 富田君 Chem-Stationで紹介 (12月21日)

 


 化学ポータルサイトChem-Stationの第8回目スポットライトリサーチで、富田廉君(D3)が紹介されました。先日(10月14日)、クロスカップリングと組み合わせた多置換アルケン合成法を発表し、その成果が注目されて今回の紹介となりました。さらに新しい反応の開発を期待しています。

 Chem-Station
 

 専攻野球大会 予選リーグ1位通過 (12月21日)

 


 専攻内の研究室対抗の野球大会(環境杯)で予選リーグを1位通過し、横浜スタジアムでの決勝戦(来年2月頃?)に進出することが決まりました! 今期は、納戸直木君(M1)、宮澤和己君(D2)、加藤佑弥君(B4)、大山陽祐君(M1、野球係)の投打にわたる活躍により、見事に全勝しました。 一瀬翔太君(B4)のホームランも出ました。以下に各試合の結果を示します。この勢いで決勝戦も頑張ろう!

9月11日 2-0 vs. 吉田・山田研
9月16日 10-0 vs. 小畠・三重研
9月28日 13-0 vs. 山元・今岡研
11月12日 13-0 vs. 西山・宍戸研 (つきみ野球場にて)

 試合中 試合後

 香田さん(味の素) 来訪 (12月10日)

 


 研究室の大先輩である香田隆之さん(味の素株式会社・執行役員)が、本専攻の講義「リーダーシップ論」のためにおいで下さいました。香田さんは、平成元年に諸岡・鈴木研究室で修士課程を修了し、その後、味の素に就職されて、国内外の工場で生産技術を開発し、今年7月から執行役員に就任されています。講義では、会社での経験を元に、実社会でステップアップするにつれて、視点を変えながら仕事を進めていくことの重要性など、学生だけでなく教員にもためになる内容でした。採用も担当しており、会社が求める人材像についても有益なコメントを頂きました。

 なお、研究室の鍵束(写真参照)は香田さんが卒研生の時に工作した30年もので、今も大事に使っています。

 香田さんと鍵束と穐田教授

 近藤博士研究員 パデュー大学 短期留学 (12月01日)

 


 近藤 圭博士研究員が、米国パデュー大学化学科のAlexander Wei研究室に滞在(1ヶ月間)して来ました。パデュー大では、Wei研究室の金属ナノクラスターと我々の分子カプセルを組み合せた共同研究を行ってきました。Wei研究室の隣は、2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一先生の研究室があります。

 大学と感謝祭パーティー

 中学生 職場体験 (11月27日)

 


 町田市立南成瀬中学校の4名の2年生(&担任の先生)が、職場体験学習で当研究室を訪問し、吉沢准教授の講義後、化学実験を体験しました。実験では「超分子化学:ナノサイズのカプセルを作る」と題して、大学院生の指導の下、各生徒が水中でのカプセルの合成と色素分子の内包を行いました。中学生には難しい内容でしたが、4人とも真剣にまた楽しそうに実験に取り組んでいました。M1の岸本さん(責任者)、松野君、栗原君、城野君(&一瀬君)が丁寧に実験指導をしてくれました。(後日、中学生から丁寧なお礼状が届きました。)

 実験中  実験後

 関口君 CSJ化学フェスタ 優秀ポスター賞 (11月18日)

 


 本日、第5回CSJ化学フェスタ(10月13-15日開催)のポスター賞の賞状が研究室に届き、関口翔也君(M2)が優秀ポスター発表賞(1,085件中 204件)を受賞しました。関口君は「アルキル鎖により制御されたV型アントラセン2量体の固体蛍光特性」について発表しました。おめでとう!

 Celine Olivier博士 講演会 (11月14日)

 


 Universite de Bordeaux (France)のCeline Olivier博士をお招きして「Organic and Organometallic Photosensitizers for Dye-Sensitized Solar Cell Applications」と題する講演会を開催しました。ドナーアクセプター型の色素分子に有機金属ユニットを組み込んだ新しいタイプの色素増感太陽電池について、聞き取りやすい英語で丁寧に講演して下さいました。実は2年前の同日に、Olivier博士の夫のFerrand博士が当研究室で講演しています。講演会後、栗原君と松野君と岸本さんが、東京タワーの観光案内をしてくれました。どうも有難う。

 講演後  東京タワー

 最近の研究成果 本学の産学連携メールマガジンで紹介 (11月5日)

 


 吉沢道人准教授と近藤 圭博士らの最近の研究成果「芳香環ミセルを活用したナノカーボンの水溶化」が、本学の産学連携本部メールマガジンで紹介されました。本成果は、本学の研究支援(STAR)などで得られました。この場を借りて御礼申し上げます。

 記事

 日本化学会第96春季年会 特別企画 採択 (10月31日)

 


 来年3月末に開催される日本化学会 第96春季年会の特別企画として、「ミクロな分子運動を活用する機能性材料の新展開」(企画責任者:舟橋正浩教授(香川大)・吉沢道人准教授)が採択されました。本企画では、ミクロな分子運動を巧みにデザインすることにより、機能性高分子・超分子集合体・超薄膜材料の研究をリードしている若手・中堅研究者のご講演を予定(3月27日午前)しています。多数のご参加をお待ちしています。

 山科君 リング・チューブ超分子シンポ ポスター賞 (10月27日)

 


 山科雅裕君が、第16回リング・チューブ超分子研究会シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。発表題目は「アントラセン環を有する金属架橋カプセル:ステロイドホルモンの高選択的認識と蛍光検出」です。本シンポジウムでのポスター賞は、当研究室で初めてです。

 最近の研究成果 Synfactsでハイライト (10月24日)

 


 小池隆司助教と納戸直木君(M1)らの研究成果「 Anti-Diastereoselective Synthesis of CF3-Containing Spirooxazolines and Spirooxazines via Regiospecific Trifluoromethylative Spirocyclization by Photoredox Catalysis」が、Synfactsでハイライトされました。ペンダントアミド基を有する環状アルケン類からトリフルオロメチル基を有するスピロ環状化合物を高いジアステレオ選択性で簡便合成する方法を開発しました。Synfactsは有機合成化学分野の重要な論文を専門家が選び紹介する雑誌で、当研究室からは初めての選出です。

 ハイライト

 宮澤君 日本学術振興会 特別研究員 採用 (10月16日)

 


 宮澤和己君(D2)が、来年度の日本学術振興会の特別研究員に採用されました! 研究課題は「ヘテロ原子ラジカル発生を鍵とした光触媒による官能基導入法の開発」です。今後のさらなる活躍を期待しています。

 最近の研究成果 化学工業日報などで紹介 (10月14日)

 


 小池隆司助教と富田廉君(D2)と穐田宗隆教授の研究成果「Photoredox-Catalyzed Stereoselective Conversion of Alkynes into Tetrasubstituted Trifluoromethylated Alkenes」が、化学工業日報で紹介されました。また、東工大ニュース(10月22日)にも掲載されました。入手容易なアルキン類から医農薬品中間体として有用なトリフルオロメチルアルケン類をワンポットで簡便に合成する新しい方法を開発しました。従来法から大きく工程数を減らすだけでなく、四つの置換基がすべて異なるアルケンを立体選択的に合成することを可能にしました。

 新聞記事 東工大ニュース
 

 研究室旅行 那須高原 (10月4-5日)

 


 今年は研究室旅行で、「那須高原」に行きました。1日目はホテルエピナール那須で、達人の指導の下、そば打ち体験をしました。自分で打ったそばと天ぷらで美味しい昼食となりました。その後、サッポロビール那須工場で見学と限定ビールの試飲、夜は紀州鉄道那須塩原ホテルに宿泊しました。2日目は、那須どうぶつ大国でカピバラなど様々な動物とふれあって癒された後、BBQでお肉を沢山食べました。最後に、お菓子の城那須ハートランドでお土産を買い込んで、すずかけ台キャンパスに帰りました。旅行係の納戸直木君と城野圭佑君のお陰で、楽しい研究室旅行となりました。

  そば打ち  試食  どうぶつ王国  カピバラ

 Karsten Meyer教授 講演会 (9月29日)

 


 Friedrich-Alexander-Universitat Erlangen-Nurnberg (German)からKarsten Meyer教授をお招きして「From Nuclear Fuels to CO2 Activation @ Uranium, Chemistry between Phobia and Enthusiasm」と題した講演会を開催しました。普段見慣れないと思われるウランが、実は身近にあることから、その社会的有用性、最先端のウラン錯体による二酸化炭素活性化反応まで、学生にも分かり易いゆっくりとした英語で講演して下さいました。

  講演中  講演後

 専攻野球大会(環境杯) 途中経過 (9月28日)

 


 今年度の専攻野球大会(環境杯)は、梅雨などにより前期の試合は延期となり、初戦を今月11日に行い、2-0で吉田・山田研究室に辛勝しました。その後も、加藤君、納戸君、宮澤君、大山君(野球係)らの活躍で勝ち進んでいます。予選リーグの残り1試合も気を引き締めて頑張ろう!

  プレイボール

 清華大学の学生 研究室見学 (9月26日)

 


 さくらサイエンス交流事業で、中国北京の清華大学から8名の学生が研究室見学に来ました。引率の賀徳華教授は当研究室の前身である諸岡・穐田研究室の出身で(約23年前に博士取得)、資源化学研究所へ久し振りの訪問となりました。スタッフからの研究紹介、その後の田中助教によるラボツアーを行い、学生からの活発な質問がありました。

  清華大の学生たち

 小池助教 飛翔する若手研究者 (9月1日)

 


 小池隆司助教が、日本化学会 化学と工業(9月号, p. 834)の"飛翔する若手研究者"の欄で紹介されました。本研究室で「可視光(太陽光)駆動 光触媒的ラジカル官能基化」の様々な新手法を開拓しました。

 矢崎君 India-Japan Science Seminar ポスター賞 (8月19日)

 


 インド留学中の矢崎晃平君(D3)が、6th India-Japan Science Seminar(IC-CAST 2015, BHU, Varanasi, August 7-8)でポスター賞を受賞しました! 研究題目は「Selective Recognition of Long Hydrocarbons by a Rigid Molecular Nanotube with Anthracene Panels」です。また、インドでの研究生活の様子が届きましたので、以下にお知らせします。

 研究室のみなさま 贈り物ありがとうございます。無事に届きました。こちらの近況報告ですが、大学の約3kmの敷地内に、学生や教員のアパート、病院、小中高校などがあり、一つの町のようになっています。研究は“複数の空間を持つ分子の構築”ともう1つの テーマに取り組んでいます。こちらのインド人はフレンドリーで、研究室の学生間の結びつきが非常に強く、また、他の研究室ともお互いに助け合って研究を進めています。私事ですが、先日、ガンジス川に行ってきました。その川幅は海のように広く、ゆるやかな流れは時間を忘れさせます。非常に良い場所でしたので、インドに観光や学会等で行くことがありましたら、是非、ガンジス川を眺めてみて下さい。矢崎

  ポスター賞  研究室メンバーと

 小池助教 東工大 挑戦的研究賞 (8月4日)

 


 小池隆司助教が、本学の挑戦的研究賞(研究課題:フォトレドックス触媒が拓くラジカル反応を基盤とした新合成戦略)を受賞しました。挑戦的研究賞は本学の若手教員の挑戦的研究の奨励を目的として設けられており、第14回目の今回は10名が選出されました。フォトレドックス触媒を用いた新しい反応の開発および、その反応を活用した新機能性分子の創出に挑戦します。

 第14回挑戦的研究賞

 卒業生からお中元 (7月25日)

 


 今年も卒業生の皆さまから沢山のお中元(ビールやお菓子に果物、暑い夏には嬉しい飲み物まで!)が届き、研究室のみんなで美味しく頂いています。この場を借りてお礼申し上げます。研究室の近況入りの簡単なお礼葉書を、後日お送り致します。夏もいよいよ本番、暑さも厳しくなりますが、研究室一同、頑張っていきたいと思います。

  お中元の一部 

 最近の研究成果 Chem. Eur. J.誌の Hot Paper & 内表紙に選出 (7月22日)

 


 近藤圭博士研究員と吉沢道人准教授らの最近の論文「A V-Shaped Polyaromatic Amphiphile: Solubilization of Various Nanocarbons in Water and Enhanced Photostability」が、Chem. Eur. J.誌の Hot Paper(Editorが特に重要性を認めた論文)に選出されました!独自のV型両親媒性分子を利用した、ナノカーボン類の簡便かつ効率的な水溶化法を開発しました。また、本誌の内表紙にも選出されました。

  Hot Paper  Inside Cover

 関口君 ホスト・ゲスト化学シンポ ポスター賞 (7月16日)

 


 関口翔也君(M2)が、第13回ホスト・ゲスト化学シンポジウム(東北大学川内北キャンパス、6月6-7日)でポスター賞を受賞しました。研究題目は、「3つのアルキル基を持つV型アントラセン2量体の固体蛍光特性」で、多くの方がポスター発表を聞きに来てくれました。名前入りの立派な楯が届きました!

  関口君と楯

 Alexander Wei 教授 講演会 (7月16日)

 


 Purdue大学のAlexander Wei 教授をご招待して、講演会を行いました。講演題目は「Calixarene-Stabilized Nanoparticles: Synthesis and Self-Assembly into Metamaterials」で、ナノサイズの新規なコバルトクラスターの集合挙動と磁性について、紹介して下さいました。台風の影響が心配されましたが、本学理学部の後藤先生もご参加下さり、無事に講演会と研究ディスカッションが出来ました。

  講演後

 大友秘書 退院祝い (7月14日)

 


 体調不良でお休みしていました大友仁美秘書が、元気になって研究室に戻って来ました。不在期間の後半からは、小坂田・竹内研究室の阿部美香秘書に手伝ってもらい、事務作業を滞りなく行うことが出来ました。どうも有難うございました。秘書仕事の重要さを実感する機会となりました。大友秘書、これからも宜しくお願い致します!

  お祝いとお礼

 John. F. Hartwig 教授 講演会 (6月25日)

 


 University of California, Berkeley校のJohn. F. Hartwig教授をご招待して講演会を開催しました。講演題目は「Catalytic, Regioselective Functionalization of Alkyl and Aryl C-H Bonds: Installation of Temporary Fuctional Groups」で、通常では反応不活性なC-H結合に遷移金属触媒を用いて様々な官能基を導入し、有用な化合物に変換する方法について紹介して頂きました。講演会は他大学からの参加者も含めて立ち見がでるほどの盛会で、熱いディスカッションが交わされました。穐田教授は、Hartwig 教授が著した「ハートウィグ有機遷移金属化学」の日本語監訳者です。

  講演中  Hartwig教授と研究室メンバー

 留学壮行会 & 結婚祝い会 (6月4日)

 


 矢崎晃平君(D3)が、インド工科大学マドラス校に短期留学(3ヶ月)することを祝して、みんなで壮行会を行いました。レク係の大村幸平君が中心となり、手作りのナンやタンドリーチキンなど様々な美味しいインド料理がテーブルに並び、楽しい会となりました。インドでも、暑さに負けず研究し、活躍することを期待しています。
 また、李 延潔君(D2)の結婚のお祝い会も合わせて行いました。暫く研究で忙しいですが、いつまでもお幸せに。

  矢崎君+レトルトカレー  日本人+ナン  李君+ケーキ  みんな

 すずかけ祭 公開実験 (5月16,17日)

 


 本学のすずかけ祭で、「光る石けん」と「色が変わるスイッチ」の公開実験を行いました。子供およびその親を中心に2日間で延べ200名以上が参加しました。公開実験では、前日に実験サンプルや説明用のシート、分子模型を準備し、当日は研究室のメンバーが交代で、分かりやすく説明することを心掛けました。当研究室の最近の成果ということもあり、「難しかった」との感想もありましたが、「面白かった」や「今後が楽しみ」との感想も頂きました。研究室までお越し下さいました皆様、ありがとうございました。

 女子高校生のための研究室ツアー in すずかけ祭(企画:本学GEC)で、高校生が研究室見学を行いました。

  公開実験中

 新メンバー歓迎 BBQ (4月30日)

 


 本日は、新メンバーによる研究プロポーザル会(研究目的と数ヶ月, 1年後, 数年後の3段階の研究計画について発表)の後、夕方から学内で新メンバー歓迎のBBQを行いました。レク係の大村君が中心となり、段取り良く火起こしや料理し、楽しい歓迎会となりました。研究室の卒業生も参加してくれました。また、4月生まれの学生、吉沢准教授と小池助教の誕生日会も合わせて行いました。さらに、東工大の星を祝して、シャンパンの差し入れもありました。

  BBQ1 BBQ2 誕生日会

 吉沢准教授 長瀬研究振興賞 受賞 (4月23日)

 


 吉沢道人准教授が、長瀬科学技術振興財団の研究振興賞を受賞しました。今回は生化学および有機化学の分野で約350件の応募があり、その中から20件が選出されました。大阪科学技術センターで授賞式および昨年度の受賞者の成果発表会が行われました。分子カプセルを活用した生体分子の高感度センシングに挑戦します。

 長瀬科学技術振興財団

 新年度スタート (4月2日)

 


 新年度の研究活動をスタートしました。今年は入学式後に全員集まり、キックオフ会議を行いました。この会議では、新旧メンバーの自己紹介、係分担や装置の紹介、実験の安全確認、そして、10年以上歴史のある「研究室の掟」の輪読を行いました。研究室の3つのモットーを忘れずに、みんなで協力して頑張って行きましょう。約1週間で、研究室のセットアップ、研究紹介やテーマ決めをしてから、実験スタートです。

新メンバー:大山君(中央大)・岸本さん(理科大)・栗原君(ICU)・城野君(九州大)・加藤君(中央大)・一瀬君(中央大)

 メンバー&桜  お花見

 追記:4月4日に新レク係の大村幸平君(M1)が中心となり、みんなで恩田川周辺のお花見散歩に行きました。

 吉沢准教授 「東工大の星」 選出 (3月26日)

 


 吉沢道人准教授が、第2回「東工大の星」支援に選出されました。これは東工大基金を活用し、本学の優秀な若手研究者(原則40歳以下)への大型支援により、本学の中期目標である基礎的・基盤的領域の多様で独創的な研究成果に基づいた新しい価値の創造を促進し、学長の方針に基づく本学の研究力強化を目的としています。今回は3名が選出されました。「多環芳香族ナノ空間」の独創的な機能創出に挑戦します。

 「東工大の星」

 卒業生 送別会 (3月19日)

 


 レク係の三柴健太郎君(M1)と大村幸平君(B4)が中心となり、博士学生2人、修士学生6人、学部学生1人の送別会を行いました。在校生から卒業生へ、これまでの感謝の気持ちを込めて、代表者が個々に選んだユニークなプレゼントと全員のメッセージが入った色紙を贈りました。また、大沢正久客員准教授は、4月から教授として他大学に着任されることを祝して、プレゼントと色紙をお贈りしました。卒業される皆様の更なるご活躍をお祈りいたします。

 追伸:今月13日から、シンガポール国立大学からの留学生 Luo Qingchunさん(学部3年生)が研究室メンバーに加わりました。約半年間滞在して光触媒の研究を行います。

 集合写真 

 最近の研究成果 Org. Chem. Front.誌の内表紙に選出 (3月14日)

 


 李延潔君(D2)と小池隆司助教らの最近の論文「Alkyl- and Aryl-Thioalkylation of Olefins with Organotrifluoroborates by Photoredox Catalysist」が、Org. Chem. Front.誌の内表紙に選出されました!フォトレドックス触媒を利用したチオエーテル類の効率的合成法を開発しました。この論文は、最近30日間のMost Read Articlesに選出されました!

 内表紙 

 最近の研究成果 Chem. Eur. J.誌の内表紙に選出 (3月9日)

 


 結城翼君(B4)と山科雅裕君(D2)らの最近の論文「Anisotropic Expansion of an M2L4 Coordination Capsule: Host Capability and Frame Rearrangement」が、Chem. Eur. J.誌の内表紙に選出されました!私達のオリジナルのアントラセン環の殻を持つ分子カプセルの"異方性"拡張による新しいカプセルの構築と共に、新旧カプセルの混合による選択的な複合カプセルの構築に成功しました。

 内表紙 

 サイエンスカフェ @蔵前会館 (3月8日)

 


 3月8日(日)の午後から、本学蔵前会館で、サイエンスカフェ「もっと身近にサイエンス! 超分子化学:ナノサイズのカプセルを作る」を開催しました。小学生から大人までの幅広い年代の方々(約30人)が参加して下さり、講義と実験と"カフェ"を含む合計3時間の企画を楽しんでもらえました。前半は吉沢准教授の分子フラスコに関する講義、後半は研究室メンバーの指導で化学実験(私達が開発した分子カプセルの合成と性質調査)を行いました。参加者の皆さま、ご協力頂きました本学博物館および目黒区教育委員会の方々にお礼申し上げます。また、本企画は本学の「日本再生:科学と技術で未来を創造する」プロジェクトにご支援頂きました。どうも有難うございました。

 講義&実験中 実行委員

 最近の論文 ACSの "Noteworthy Chemistry" に選出 (2月16日)

 


 岡澤佑允君(M2)と吉沢道人准教授らの最近の論文「Polyaromatic Nanocapsules Displaying Aggregation-Induced Enhanced Emissions in Water(JACS, 2015, 137, 98-101)」が、米国化学会の "Noteworthy Chemistry" に選出されました。凝集誘起蛍光性能を有するカプセル状の分子集合体を初めて開発しました。

 紹介文 

 杉本さん 優秀修士論文賞 受賞 (2月16日)

 


 杉本歌穂さん(M2)が、2月12-16日に行われた本専攻の修士論文発表会で優秀修士論文賞を受賞しました。杉本さんは当研究室では初めて、分子ワイヤーの単分子電気伝導度計測に挑戦しました。今回は5人の学生が受賞して、後ほど、賞状と副賞が授与されます。おめでとう!

 高橋君 修士論文中間発表 ポスター賞 受賞 (2月16日)

 


 高橋広樹君(M1)が、1月23日に行われた修士論文中間発表会でポスター賞を受賞しました。おめでとう!発表会では、2組に分かれて、2時間の間に教員と学生によって審査されました。今回は5人の学生(全体の約1割)が受賞して、賞状が授与されました。当研究室の他の学生も分かり易い発表をしました。

 高橋君と賞状 

 チョコマフィン (2月13日)

 


 明日のバレンタインデーを前に、大友仁美秘書から手作りのチョコマフィンのプレゼントがありました。数に限りがあるので、早いもの勝ちです。また、毎年この時期は修士論文の発表会です。各人、20分間の発表と10分間の質疑応答で、4人の教員による厳しい審査があります。M2の皆さん、2年間の研究成果をしっかりアピールしましょう。

 チョコマフィン 

 小池助教 日本化学会「若い世代の特別講演会」 選出 (1月27日)

 


 小池隆司助教が、日本化学会「第29回 若い世代の特別講演会」の講演者に選出され、3月末の春季年会で招待講演「フォトレドックス触媒が拓くオレフィンのラジカル的官能基化反応」を行います。これは若い世代の研究者を励まし、次代の化学および化学技術をさらに活性化する目的で、毎回、約20人が選出されます。当研究室では初めての選出です!

 萩原君 近藤君 博士論文発表会 (1月6日)

 


 今年最初の研究行事として、萩原啓太君と近藤圭君の博士論文発表会を行いました。午後1時から萩原君が「アントラセン環を有する共有結合性分子チューブの合成と蛍光性能」について、午後3時から近藤君が「アントラセン環を有する芳香環ミセルの構築と特異な分子内包能」について発表し、無事に審査を通過しました。2人とも、研究室で最初のナノ構造体の合成からその機能探索までを成し遂げました。夕方からは発表のお疲れ様会を行いました。OBOGも参加して下さり、とても楽しい会となりました。また、穐田宗隆教授のお誕生日会も合わせて行いました。

 発表会 お疲れ様会 穐田教授とケーキ

 
 
Copyright(C) Akita-Yoshizawa Laboratory. All rights reserved.