東京工業大学
科学技術創成研究院
化学生命科学研究所
物質理工学院
応用化学系
(応用化学コース)

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2018年 の ニュース

 大掃除 忘年会 大友秘書の誕生日お祝い (12月21,22日)

 


 年末の研究室大掃除を行いました。今回は大地里佳さん(M2)が総指揮をとり、前夜から荷物を移動するなどの下準備をして、いつもより効率的かつ徹底的に掃除し、研究室がとても綺麗になりました。翌日、中期まとめの研究成果発表を行い、夕方から青葉台のお洒落なイタリア料理のお店で(レク係 華房さんのチョイス)、色々な国のビールやワイン、美味しいピザやパスタなどを堪能しました。また、サプライズで大友仁美秘書の誕生日をお祝いしました。チョコレートカプセル?がプレゼントされました。

 誕生日お祝い  
 

 山科博士 井上研究奨励賞 受賞 (12月06日)

 


 卒業生の山科雅裕博士が、井上科学振興財団の第35回井上研究奨励賞を受賞しました!本賞は、幅広い科学分野において優れた博士論文を提出した人が選出され(毎年40人)、メダルと副賞(賞金)が授与されます。山科博士は博士課程から吉沢グループに加わり、3年間の成果を博士論文「アントラセン環に囲まれた配位ナノ空間の特異なホスト機能」(英文)にまとめました。当研究室では初受賞です(吉沢准教授は第19回受賞者)。本学HPの”東工大ニュース”で紹介されました。
 追記:2019年2月4日の受賞式に、山科博士と穐田教授が出席し、賞状とメダルが授与されました。その後、東京駅近くのお洒落なブラッスリーで簡単なお祝い会をしました。

 井上研究奨励賞 東工大ニュース 授賞式
 

 山科博士 Chem-Stationで紹介 (11月27日)

 


 山科雅裕博士(現 JSPS博士研究員・ケンブリッジ大)が、化学ポータルサイトChem-Stationの第171回 スポットライトリサーチで紹介されました。先日、両親媒性のひも状ポリマーPEGがその長さに応じて、水中、2つの異なる様式(内包 vs. 貫通)で分子カプセルに捕捉されることを明らかにしました。その成果が注目されて今回の紹介となりました。研究に対する考え方なども含まれています。リンク
 

 研究室旅行 長野 (11月16-17日)

 


 今年の研究室旅行は長野県に行って来ました。1日目は、諏訪湖でワカサギ釣り(初の試み!)とスイス村ワイナリーにて試飲後、安曇野ビューホテルに宿泊しました。2日目は、そば打ち体験・試食後、大王わさび農園で見学と昼食し、最後に松本城を見学後、すずかけ台に帰りました。2日間天気にも恵まれ、心身ともにリフレッシュ出来ました。今回は稲葉勇人君と矢代篤志君(M1)が旅行係として、企画と誘導してくれました。有難うございました。

 釣り そば 安曇野  
 

 松本君、矢代君、岸田さん CSJ化学フェスタ ポスター賞 (11月16日)

 


 第8回CSJ化学フェスタ(10月23-25日@タワーホール船堀)で、松本享典君(M2)が最優秀ポスター発表賞(1,032件中 9件)、矢代篤士君(M1)と岸田夏月さん(B4)が優秀ポスター発表賞(184件)を受賞しました。松本君は「ピーナッツ型金属架橋カプセルによる非接触フラーレンダイマーの形成と電気化学的性質」について発表しました。また、矢代君は「レドックス応答性単分子スイッチを指向した有機金属分子ワイヤーの開発」、岸田さんは「o-フェニレン架橋のV型両親媒性分子による芳香環ミセルの形成と光反応」に関する最新の成果を発表しました。3人の同時受賞は、4年振りで2回目です!

 受賞者リスト 岸田さん・松本君・矢代君 
 

 植村卓史先生 集中講義&講演会 (11月07日)

 


 今年度に開講した大学院の集中講義「応用化学最前線1」の1人目の講師として(担当:吉沢准教授)、東京大学大学院 新領域創成科学研究科/工学系研究科の植村卓史先生にお越し頂き、講義「多孔性金属錯体の創製と応用」と講演会「ナノ空間で高分子を制御する」を開催しました。講演会には約50人が集まり、研究背景から最新の成果まで、丁寧に紹介して下さいました。どうも有難うございました。来週は、大岡山キャンパスで、藪 浩先生(東北大学 材料科学高等研究所)の集中講義&講演会が開催されます(担当:田中浩士先生)。

 講演会後 

 化生研 野球大会 (10月30日)

 


 当研究所の野球大会が保土ヶ谷公園 軟式野球場で開催され、強敵の山元・今岡研と久堀・若林研と試合を行いました。エースピッチャーの納戸直木君と矢代篤士君の好投と、西岡知哉君(ショート)と二木啓太君(セカンド&野球係)の連携のとれた守備などにより、2試合とも無失点に抑えました。残念ながら得失点差で、決勝戦に進むことができませんでした。2試合目は納戸君が3打点をあげました。

 1試合目 vs 山元・今岡研 0-0 引き分け
 2試合目 vs 久堀・若林研 3-0 勝利

 試合後 エース

 当研究室のジフルオロメチル化剤 TCIから販売 (10月27日)

 


 昨年、Chemical Science誌に発表したジフルオロメチル化剤(納戸直木君、小池隆司助教、穐田宗隆教授の研究成果「Metal-Free Di- and Tri-Fluoromethylation of Alkenes Realized by Visible-Light-Induced Perylene Photoredox Catalysis」)が、東京化成株式会社から販売(TCI D5630)されました! 少し高価ですが、今後、含フッ素医農薬や機能性材料の合成に活用されることを期待しています。

 TCI D5630  日本語リーフレット  英語リーフレット  

 大学院入試の合格者 懇親会 (10月27日)

 


 今年の夏に行われた本学の大学院入試に見事に合格し、当研究室に配属決定したメンバーと現メンバーの懇親会(たこ焼きパーティー?)を行いました。来年4月から一緒に研究できることを、研究室一同、楽しみにしています。
 
 全員集合  

 熊本大との共同研究成果 プレスリリース (10月25日)

 


 熊本大学 先端科学研究部の吉本惣一郎准教授と吉沢准教授の共同研究成果「A Supramolecular Approach to Preparation of Nanographene Adlayers Using Water-soluble Molecular Capsules」がAngew. Chem.誌に掲載され、熊本大からプレスリリースされました。熊本大の織口 咲さん(本学の特別聴講生)と当研究室の岸本真依さんの研究成果で、芳香環ミセルによるナノグラフェンの水溶化と分子膜の作製に成功しました。化学工業日報(11月5日 朝刊1面)と環境研HPで紹介されました。また、熊本日日新聞(11月15日 1面)に写真入り紹介されました。

 プレスリリース  

 最近の論文 Nature Commun. 誌に掲載 (10月12日)

 


 山科雅裕博士、草葉竣介君(修士卒業生)、吉沢道人准教授らの論文「Cramming versus Threading of Long Amphiphilic Oligomers into a Polyaromatic Capsule」が、Nature Commun. 誌に掲載されました。“大きな分子は、それより小さなカプセルの中には入らない” という常識に反して、長いひも状分子のオリゴエチレンオキシドが水中・室温で、瞬時かつ定量的に、私たちの分子カプセルに入り込み、貫通型のナノ構造体を形成することを発見しました。草葉君が卒業日ぎりぎりまで頑張りました!化学工業日報(10月17日 朝刊3面)で紹介されました。また、Editors’ Highlights(Inorganic & Physical Chemistry分野)およびSupramolecular Chmeistry Collection (Discrete Assemblies部門)に選出されました。

 研究最前線 オープンアクセス  Editors’ Highlights  Collection 裏話  

 最近の研究成果 ACS Catal.誌の表紙に選出 (10月5日)

 


 納戸直木君(D2)と小池隆司助教らの最近の論文「Strongly Reducing (Diarylamino)anthracene Catalyst for Metal-Free Visible-Light Photocatalytic Fluoroalkylation」が、ACS Catal.誌のFront Coverに選出されました!ジアミノアントラセン誘導体が、アルケン類のフルオロアルキル化反応の光触媒として有効であることを見出しました。貴金属錯体光触媒よりも優れた有機分子触媒の設計につながる重要な研究成果です。

 表紙  

 納戸君 触媒討論会 口頭発表賞 受賞 (10月4日)

 


 納戸直木君(D2)が、第122回触媒討論会(函館)で学生口頭発表賞を受賞しました。発表題目は、「多環芳香環を基盤とする有機光触媒によるフルオロアルキル化反応」です。本発表賞は2年前からスタートし、納戸君は6人目の受賞です。

 納戸君&賞状 

 卒業生の来訪 (9月1日)

 


 貴志礼文博士らが中心となり、5年前あたりの卒業生が10名ほど、研究室に遊びに来てくれました。手土産の高価なお酒などを頂きながら、最近の活躍などを楽しく聞くことが出来ました。どうも有難うございました。卒業生のまたの来訪を楽しみにしています。

 卒業生たち  

 Debabrata Maiti 先生 講演会 (8月29日)

 


 インド工科大学からDebabrata Maiti 先生を非常勤講師としてお招きして「Designing of Templates To Reach The Distal C-H Bond」と題する講演会を開催しました。通常では達成が困難な、遠隔に位置するC-H結合を選択的に活性化する手法をご紹介頂きました。Maiti先生は若くして、アメリカ化学会 J. Org. Chem.誌のAssociate Editorを務められています。この後は、慶応大学の垣内先生が主催するC-H結合活性化に関するシンポジウムに参加されます。

 講演会後  

 田中助教 戸部眞紀財団研究助成 採用 (8月26日)

 


 田中裕也助教の研究提案「芳香環エンジニアリングによる高電気伝導有機金属分子ワイヤーの開発 」が、(公財)戸部眞紀財団の研究助成に採用され、神戸ベイシェラトンで授賞式が行われました。1年間、金属間相互作用の制御に基づく高伝導分子ワイヤーの開発に挑戦します。

 最近の研究成果 J. Am. Chem. Soc.誌の表紙に選出 (8月23日)

 


 加藤佑弥君と田中裕也助教らの最近の論文「"Doping" of Polyyne with An Organometallic Fragment Leads to Highly Conductive Metallapolyyne Molecular Wire」が、J. Am. Chem. Soc.誌の表紙(Supplementary Journal Cover)に選出されました! 本学の木口教授・多田准教授らとの共同研究で、単分子レベルで高い伝導度を示す有機金属ポリイン分子ワイヤーを開発しました。本研究成果は、本学HPの「研究最前線」でも紹介されました。

 表紙絵  研究最前線

 松本君 構造有機化学若手の会 ポスター賞 (8月10日)

 


 松本享典君(M2)が、第50回構造有機化学若手の会 夏の学校(三重)でポスター賞を受賞しました。発表題目は「ピーナッツ型の芳香環カプセル:非接触フラーレンダイマーの電気化学的性質」です。115件のポスター発表中、受賞者は10人で、その内、松本君を含む4人が学生投票による受賞です。本若手会は今回で50回目で、当研究室では41回から参加し、その回に飯島君(当時M1)がポスター賞を受賞しました。今回は、昨年残念ながら不参加の筒井君を含め6人が参加し、最新の成果をポスター発表しました。

 松本君&賞状  

 ICCC 2018 シンポジウム開催 (7月31日)

 


 仙台で開催された錯体化学の国際会議(ICCC2018)で、吉沢道人准教授らが2日間のシンポジウム「The Encapsulation Phenomenon: Coordination, Supramolecular and Covalent Cages and Capsules」(S41)を主催しました。錯体化学と超分子化学による「内包現象」に焦点をあて、J. Rebek, Jr.先生やJ. Reek先生、M. Ward先生、灰野先生、秋根先生、J. D. Crowley先生にkeynote講演を依頼し、約300人収容の大会場に沢山の研究者が来て下さいました。ノーベル賞受賞者のJ.-P. Sauvage先生も参加して下さいました。13名の招待講演者と12名の口頭発表者を含め、関係の皆さまにこの場を借りて感謝致します。どうも有難うございました。

 James Crowley先生 講演会 (7月27日)

 


 ニュージーランドのオタゴ大学からJames D. Crowley先生が非常勤講師として研究室に来てくださいました。超分子錯体に関する研究を行っており、「Adventures in Supramolecular Chemistry: Self-Assembly of Metallosupramolecular Cages and the Synthesis Non-Interlocked Molecular Machine」に関する講演会を行いました。Crowley先生は、前日に東大(塩谷研究室)を訪問し、この後は仙台での国際会議 ICCC2018に参加されます。

  講演会後

 すずかけスポーツ大会 卓球大会 準優勝 (7月23日)

 


 すずかけスポーツ大会 卓球の部で準優勝しました!決勝戦は大接戦の末、惜しくも負けてしまいました。決勝戦の結果は、松本君○、筒井君○、矢代君●、筒井君&松本君●、田中助教&大地さん● です。大会の全種目(4種目)にエントリーして、みんなで競技と応援?を頑張りました。スポーツ大会係りの二木君が取りまとめを頑張りました。

 1回戦 vs 生命理工学院 三原・堤研 5-0 ○
 2回戦 vs 工学院 宮本研 5-0 ○
 準決勝 vs 未来産業技術研究所 中村研 5-0 ○
 決勝  vs 生命理工学院 鈴木研 2-3 ●

  試合後 選手&賞状

 卒業生から お中元 (7月13日)

 


 今年も研究室の卒業生から沢山のお中元(お菓子、飲み物、果物など)が届きました。どうも有難うございます。大友秘書の管理下、良いタイミングで研究室のみんなで頂いています。昨日は桃、今日は巨大なスイカをみんなで食べました(虫のように?)。例年以上に暑い日が続いていますが、夏季も研究室一同、頑張っていきたいと思います。卒業生の皆様、近くにお越しの際は是非、研究室にお立ち寄りください。有難うございました。

  今日はスイカ 1 2 3 4

 最近の成果 Nature Commun.誌 コレクションに選出 (7月5日)

 


 矢崎晃平博士(現 山梨大)と吉沢道人准教授らの「分子ピーナッツ」の合成に関する論文が、Nature Commun.誌の"Supramolecular Chemistry Collection"(Discrete Assemblies)でハイライトされました。紹介ページへ

 Chi-How Peng先生 講演会 (7月4日)

 


 清華大学のChi-How Peng先生の講演会「Controlled/living radical polymerization mediated by cobalt complexes: mechanism and applications to biomedical and materials science」を開催しました。Peng先生の父親は、国立台湾大学のShie-Ming Peng先生で、直線状の金属クラスターで著名です。今回は、Co錯体を使ったブロックポリマーの合成とそのミセル形成などについて最近の成果を紹介して下さいました。

 講演後 

 Swarup Chattopadhyay 博士 送別会 (6月22日)

 


 当研究室で3ヶ月間、分子ワイヤーに関する研究を行いましたSwarup Chattopadhyay博士の送別会を行いました。レク係の華房さんと土橋君が中心となり、みんなで昼にお弁当を食べました。また、扇子と桜模様入りのグラスをプレゼントしました。狙いの分子ワイヤーの合成を達成し、その高い単分子伝導度の観測(測定:河野君)に成功しました。

 ランチ中&プレゼント 

 田中助教 加藤科学振興会 研究助成 採用 (6月14日)

 


 田中裕也助教の研究提案「メゾスケールサイズを有する有機金属分子ワイヤーの開発と電子移動挙動の解明」が、(公財)加藤科学振興会の研究助成に採用され、銀座ブロッサムで授賞式が行われました。資源化学研究所(現:化学生命科学研究所)は、加藤科学振興会を設立した加藤与五郎博士の寄付を基に創設されました。

 寺田理子さん 来訪 (5月22日)

 


 OGの寺田理子さん(沖縄在住)が、沢山のお土産を持って当研究室に来て下さいました。寺田さんは珍しい経歴で、就職・結婚・子育て後に当研究室(諸岡・穐田研)に研究生として加わりました。器用で確実な実験技術で、穐田教授の下で沢山の研究成果(論文9報以上)を挙げて、博士号を取得しました。吉沢准教授も修士学生の時に大変お世話になりました。以前と変わらず、明るくお元気な姿を見せて下さいました。

 寺田さん&穐田教授 

 Victor Maurizot 博士 講演会 (5月18日)

 


 フランス・CNRSのVictor Maurizot博士の招待講演会を行いました。講演題目は「Aromatic Oligoamide Foldamers : From Secondary to Quaternary Structures」で、分子内の水素結合で形成したラセン状オリゴマーの側面に水素結合部位を導入し、分子間の水素結合によりそれらの2または3分子集合体の構築に成功しました。X線結晶構造解析により複雑なそれらの構造を厳密に決定しました。講演会後、Maurizot博士と研究室のM2学生との個別の研究ディスカッションも行いました。今回は、お茶の水女子大学(棚谷研究室)との共同研究で来日し、当研究室にも訪問して下さいました。

 講演会後 

 すずかけ祭 公開実験 (5月12,13日)

 


 本学のすずかけ祭で、田中裕也助教が中心となり公開実験(「色が変わるスイッチ」と「光るせっけん」)を行いました。天候にも恵まれて延べ350名を超える、幅広い年代の方々に当研究室の研究を体験していただきました。公開実験では、研究室のM1とB4メンバーが一般の方々にわかりやすく分子スイッチや芳香環ミセルの研究を紹介しました。

 公開実験中 

 最近の論文 Org. Chem. Front. 誌の表紙に選出 (5月7日)

 


 小池隆司助教と宮澤和己博士らの論文「Photoredox Radical C-H Oxygenation of Aromatics with Aroyloxylutidinium Salts」が、Org. Chem. Front. 誌の表紙に選出されました。フォトレドックス触媒を活用した芳香環のC-H酸化を達成しました。

 表紙絵 

 すずかけペリパトス駅伝 開催 (5月6日)

 


 本学すずかけ祭の行事の1つで、第2回すずかけペリパトス駅伝(吉沢准教授 実行委員長)を開催しました。学内外から合計30チーム(4人1チーム)が参加し、グループAとBに分かれ、学内の外周道路の折り返しコース(1.9 km)を4往復で競争しました。連休最終日の午後にもかかわらず大勢集まり、風の強い晴天の中、起伏の激しいコースをみんな最後まで走りきりました。今回はスペシャルゲストで、リオパラ銀メダリストの道下美里さんが参加し、丸山先生の伴走で1人で4往復を完走しました。実行委員の先生方、スタッフ、ボランティアコアメンバーのみなさまのご協力、どうも有難うございました。表彰式は、5月12日14時からウッドデッキで行います。

 スタート&道下さん 

 新歓 BBQ (4月21日)

 


 新メンバーの研究と大学院授業がスタートし、少し落ち着いたこの時期に、学内で新歓のバーベキューを行いました。この日は天気が良く、レク係の西岡君が中心となり、新メンバーと協力して肉と野菜を焼いてくれました。また、筒井君の魚の捌きもありました。二次会では、吉沢准教授の誕生日のお祝いの大合唱?がありました。これからの活躍が楽しみな新メンバーとの楽しいBBQとなりました。

 BBQ中 ニ次会後 

 新年度 スタート (4月2日)

 


 本日午前中に全体ミーティングを行い、今年度の研究活動をスタートしました。新メンバーは午後に大岡山キャンパスで学院の応化系ガイダンス、明日の午後は入学式です。今週は研究室のセットアップを集中して行い、来週頭に新人のテーマを決定し、実験をスタートの予定です。研究はみんなの力の「掛け合わせ」です。みんなで協力して、一人一人が注目される研究成果を出して行きましょう。

新メンバー:伊藤君(首都大)、稲葉君(東邦大)、谷口君(学芸大)、 土橋君(青山学院大)、二木君(理科大)、華房さん(理科大)、松下君(東京工専)、 矢代君(理科大)、岸田さん(東工大)、田中君(理科大)

 また、3月31日にレク係の西岡君(M2)の誘導のもと、恩田川へお花見散歩に出かけました。天気が良く、満開の桜を見ることができました。その後、公園に立ち寄り、芝生に座りながら春の陽気を感じました。夕方に簡単な歓迎会を行いました。

 お花見 メンバー 

 追記:インドのKalyani大学からSwarup Chattopadhyay博士(助教)が(公財)松前国際友好財団の助成を受けて4月から3ヶ月間、当研究室で研究活動を行います。 研究課題は「二核金属フラグメントを基軸とした分子ワイヤーの合成研究」です。日本の文化に興味があるようですので、学生の皆さん是非交流を深めて下さい。

 最近の共同研究成果 Chem.Eur.J.誌の表紙に選出 (3月15日)

 


 東大総合文化の平岡秀一教授らの最近の共同研究論文「 Steric Interaction between Neighboring Components Prefers the Formation of Large Intermediates in the Self-Assembly Process of a Pd2L4 Capsule」が、Chem. Eur. J.誌の表紙およびHot Paperに選出されました。当研究室の貴志博士(現 相模中研)と吉沢准教授らが開発したM2L4型の分子カプセルの形成メカニズムを解明して下さいました。また、豪華な分子カプセルの表紙絵も作成して下さいました。どうも有難うございました。

 表紙絵 

 卒業生 送別会 (3月14日)

 


 レク係の西岡君と筒井君(M1)が中心となり、卒業生の送別会@青葉台を行いました。在校生から卒業生(一部)へ、これまでの感謝の気持ちを込めて、それぞれの個性にあったプレゼントを贈りました。今回は、山科雅裕博士(現 ケンブリッジ大)、田中君と岸田さん(新B4)も送別会に参加し、一緒に卒業生を送り出しました。卒業生のこれまでの活躍に感謝し、今後の更なるご活躍を期待しています。

 1次会後 

 最近の論文 「研究最前線」で紹介 (3月9日)

 


 草葉竣介君(M2)と吉沢道人准教授ら最近の論文「Hydrophilic Oligo(Lactic Acid)s Captured by a Hydrophobic Polyaromatic Cavity in Water」(Angew. Chem. Int. Ed., 2018, 57, in press)が、本学HPの「研究最前線」や、日経バイオテクonline、マイナビニュースで紹介されました。疎水性のナノ空間による親水性の乳酸オリゴマーの特異な分子内包能を発見しました。また、詳細な熱力学的メカニズムも解明しました。

 研究最前線 

 最近の総説 Chem 誌に掲載 (3月8日)

 


 小池隆司助教と穐田宗隆教授の最近の総説「New Horizons of Photocatalytic Fluoromethylative Difunctionalization of Alkenes」が、Cell Pressの注目の雑誌 Chem に掲載されました。フォトレドックス触媒を活用した前例の無い種々のフルオロメチル化反応を開拓しました。

 総説の要旨 

 村井征史博士 進歩賞受賞 と 大図佳子さん 化学技術有功賞受賞 (1月16日)

 


 当研究室の博士研究員であった村井征史博士(現:岡山大 )が、平成29年度の日本化学会の進歩賞を受賞しました。受賞題目は「金属活性種の設計に基づく炭化水素への直截的な官能基導入法の開発」で、ユニークな有機金属触媒反応を数多く開発しました。また、当研究室の卒業生(修士課程)の大図佳子さん(現:住化分析センター )が、化学技術有功賞を受賞しました。受賞題目は「有機エレクトロニクスのための高信頼性・高感度水蒸気透過度測定技術の開発」です。お二人の受賞、研究室一同、心からお祝い申し上げます!

 受賞者一覧

 梅本照雄 先生 講演会  (1月16日)

 


 梅本照雄 先生(浙江省九州製薬有限公司)の講演会「実用的求電子トリフルオロメチル化剤・新Umemoto試薬の開発とその歴史的経緯」を開催しました。Umemoto試薬は、当研究室では小池助教と安博士らが最初にフォトレドックス反応に利用した経緯があり(Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 9567)、馴染みのある化合物です。その試薬と新Umemoto試薬の開発の長年の歴史を丁寧に紹介して下さいました。

 講演会後 

 酒井 健 先生 講演会  (1月15日)

 


 酒井 健 先生(九州大学 大学院理学研究院 教授)を非常勤講師としてお招きして、講演会「金属錯体を触媒とした水からの酸素及び水素発生反応の開拓」を開催しました。単核や複核のルテニウム錯体を利用した水素発生反応やコバルト錯体を利用した酸素発生反応に関して、詳細なメカニズムを含む最新の研究成果を紹介して下さいました。講演会前後の学生との個別ディスカッションでは、熱心にご指導下さいました。どうも有難うございました。

 講演会後 

 松本君 CEMSupra 2018 ポスター賞  (1月10日)

 


 松本享典君が、RIKEN主催の国際会議CEMS International Symposium on Supramolecular Chemistry & Functional Materials 2018で"CEMS Rising Star Award"ポスター賞を受賞しました。発表題目は「A Transformable Coordination Double Capsule/Double Tube with Multiple Anthracene Panels」で、ダブルカプセルとダブルチューブの合成とその構造変換を発表しました。本国際会議は今回が第3回目で、当研究室メンバーのポスター賞は初です!後日、RIKENから立派なガラスの楯が届きました。どうも有難うございました。

 閉会式 松本君&楯 

 宮澤博士 海外からの近況報告  (1月5日)

 


 年始にスイス留学中の宮澤和己博士研究員から、近況報告が届きました。

 みなさん、明けましておめでとうございます。人生で初めて海外で年を越しました。スイスは物価が高い以外、治安が良く交通も発達していてとても住みやすい街です。気温は低いですが、室内が暖かいので比較的快適に過ごしています。ただ、アパートには沢山の人が住んでおり、かつ共同キッチンなので自炊がなかなか出来ません。ETH Zurichは設備がとても充実していて驚かされました(地下で液体窒素が汲める!)。そんな中で私の実験台は相変わらずBlue LEDで光り輝いています。クリスマス前はチューリッヒだけでなくベルンやアインジーデルンのクリスマスマーケットに行ってきました(グリューワインが最高)。また、年末休暇に吉沢GのOBでイタリア留学中の鈴木輝さんとヴェネツィア観光しました。ETHからの景色などいくつか写真を送ります。残り2ヶ月間、研究をしっかり行いながら海外生活を楽しみたいと思います。宮澤

 ETHキャンパスから・チューリッヒのクリスマス・ヴェネツィアにて 

 
 
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