Christian Dubs君来訪(12月29日)
9月末に博士課程を修了したDubs君が訪ねてきてくれました。10月は帰国し、11月から理研の袖岡先生の研究室で博士研究員をやっています。仕事の都合で年末まで東北大学にある袖岡先生の研究室で実験し、1月から理研の袖岡先生の研究室で研究を続けることになっています。(袖岡先生は東北大から利権に移られる予定で現在兼任されています。)
Pacifichem2005(12月15-20日)
穐田教授が5年おきに開催される環太平洋国際化学会議(Pachifichem2005)に出席・発表してきました。
華 瑞茂 教授来訪(12月2日)
1996年度に博士課程を修了し、現在清華大学(北京)の教授をしている華 瑞茂さんが来訪しました。在籍していた時にもらっていた奨学金事業の記念行事に出席のついでに立ち寄ってくれました。華さんは博士課程終了後産総研の田中正人先生(現在資源研9階)の研究室で博士研究員を長らく勤めた後、数年前に清華大学でポジションを得ました。夜田中先生と一緒に会食しましたが、元気に活躍の様子でした。写真とるチャンスを逃してしまいました。あしからず。
今年の研究室旅行は熱海/伊豆方面の一泊旅行でした。良い天気に恵まれ、暖かい旅行でした。
Wang先生講演会(11月10日)
国立台湾大学の王 瑜 先生の講演会を開催しました。難しい講演でしたが、興味深い内容をきれいな英語で説明していただきました。
演題:Charge Density Distribution and Bond Characterization of 3d Transition Metal Complexes
今年の当部門非常勤講師・特別講師として下記のお二人の先生方に講演していただきました。興味深いお話また活発な討論有り難うございました。
演題:不活性炭素結合を利用した有機合成の新手法
講師: 垣内 史敏 先生(慶應義塾大学 理工学部 化学科 教授)
演題:イリジウム錯体触媒による炭素?炭素結合生成反応
講師: 武内 亮 先生(青山学院大学 理工学部 化学・生命科学科 教授)
鈴木研と野球のはずが雨でボーリング(10月18日)
恒例の大岡山応用化学専攻鈴木研究室との野球大会が企画されましたが、あいにくの雨でボーリング大会に変更になりました。そのため幸か不幸か野球の勝ち負けは生じませんでした。
Christian Dubs 君博士課程修了-帰国(9月30日)
2002年4月からスイスからの国費留学生として研究室に在籍したDubs君が3年間の博士課程を修了し、博士(学術)の学位を取得して10月1日に帰国しました。なお2002年4-9月の間は日本語コースに通っていたので、研究は2002年10月-2005年9月の正味3年間でした。一旦帰国して、理化学研究所の袖岡先生の研究室で博士研究員として引き続き日本で研究を続ける予定です。 少々寂しいですね。
夏の来訪者
今年の夏も卒業生の方々が訪ねてきてくれました。申し訳ないことに写真をとり忘れました。今度の機会には忘れないようにします。
7月16日 上原和洋君/吉満真一君 8月15日 平佐美幸さん/小澤武浩君 9月24日 江連真市君/鈴木昭子さん/中本啓一君
上原和洋・吉満真一君来訪(7月16日)
上原和洋(2002年度博士修了)・吉満真一君(2001年度修士修了)が研究室を訪ねてきてくれました。元気そうでした。手みやげありがとう。
Chrisrian Dubs君博士論文発表会(6月14日)
2002年10月から博士課程学生として研究を続けてきたDubs君の論文発表会が開催されました。論文タイトルは下記の通りです。穐田研としては二年半ぶりの論文発表会でした。
Highly selective synthesis of a library
of heterobinuclear complexes with the pyrazolate-based ligands
PNNP and PNNN, and the study of their reactivity
(ピラゾレートを基盤にしたPNNP, PNNN配位子を含む異種二核金属錯体ライブラリーの選択的構築とそれらの反応
D1
池永友亮(日本大学)
M1
伊東昌治(中央大学)・佐藤大幸(芝浦工業大学)・永井秀忠(東京理科大学)+ 田中 裕也(本学 工学部)
4年生
中川裕揮(東京理科大学)・松浦有美(慶応大学)
追いコン(3月17日)
研究室の追いコン@町田。
卒業論文発表会(東工大:3月4日;理科大:3月7日)
本年度の4年生(東工大・田中裕也君;理科大:岩谷深奈子さん)の卒業研究の発表会が終了しました。
藤田晃優君からの便り(3月7日)
2001年8月-2005年1月の3年余の間Delaware大学Riordan教授の研究室で博士研究員を勤めた藤田晃優君が、2月からMontana州立大学のDooley教授の下で博士研究員をつづけることになりました。写真も送ってくれました。大学のあるBozemanという町はYellowstone国立公園に近く、米国ではリゾート地として有名だそうです。写真見ると雪が積もっていないのが意外でした。でも寒そうですね。誰も歩いていません。
以下、藤田君からのメールの抜粋です。活躍を期待しています。
お久しぶりです。すでにMontanaに来てから早いもので一月以上が経ちました。これまでの研究とはまったく異なる分野なので、しばしば戸惑うこともありますが、まあなんとかやっております。また実際にBiochemistryに従事しておりますと、これまで(バイオ関連の)論文を読むだけでは見えてこなかった視点を持つことができるようになり、勉強になります。ただあくまで個人的な感想なのですが、biochemistryというのは錯体化学や有機化学と比べて、まだ未成熟な分野の様に感じることもあります。(その話はもうちょっと深くこの分野に浸かっていかなければはっきりと断言してはいけないような気がいたしますので、保留にしておきますが...)
実際にやっていることは細胞(土壌バクテリア)を育て、そこから目的のタンパク質を精製することです。以前にお知らせしましたかもしれませんが、研究目的は亜酸化窒素還元酵素(N2O reductase)の反応機構、このタンパク質の遺伝子レベルから発現に至る過程においてどのように構築されていくのか、そして生理活性種の実際の電子源などを解明していくことです。このN2ORは銅イオンをサブユニットあたりに6つ含んでおり、結晶構造解析によりそのうちの4つの銅イオンがクラスタ構造をとっていることが明らかになっております。このクラスタ構造体がN2Oの還元部位と考えられており、この遷移金属コアがいかにしてN2Oのような不活性な小分子を活性化するのかというところは興味が尽きません。
同僚のポスドクの方は専門が分子生物学で、議論するとたいへんためになることがあります。実際、まったく異なる分野の研究者と話をするのは刺激になりますね。
修士論文発表会(2月19〜22日)
本年度の化学環境学専攻修士論文発表会は終了し、全員無事合格しました。
小澤武浩
「二次元π共役炭素骨格を含む多核及び複核鉄錯体の合成とその物性」
鈴木昭子
「光応答性トリスビピリジルルテニウム誘導体を含むルテニウム、ロジウム、イリジウム錯体の合成及び反応性」
中本啓一
「可視光感応ユニットを配位子に有したパラジウム錯体の合成と光化学反応」
平佐美幸
「pH応答性分子を配位子とするルテニウム錯体の合成と物性評価」
発表会後、寺田さんが訪ねてきてくれました。
資源化学研究所特別講師および非常勤講師としてお二人の先生に講演していただきました。
1月21日
演題: Homogeneous chromium catalysts for olefin polymerization
講師: Klaus H. Theopold 教授(アメリカ Delaware大学 化学科)
1月28日
演題: 環状三次元構造のO-ドナー配位子を利用した有機金属化学
講師: 石井 洋一 教授(中央大学 理工学部 応用化学科 )