野亦助教のページ

  • 謹告:野亦次郎助教は、2020年11月22日に胆管癌のため逝去されました。ここに謹んでお知らせいたしますとともに、故人のご冥福を研究室一同、心よりお祈り申し上げます。

プロフィール

     
  • 学生時代からずっと、嫌気チャンバーという特殊な装置を使って、光合成微生物の金属タンパク質を研究してきました。金属タンパク質には重要な役割があります。鉄や硫黄原子などから構成される『金属中心』を使って、酸化・還元反応を触媒するのです。しかしこの金属中心には酸素に弱いという大きな弱点があります。(私が扱っていた金属タンパク質の1つは、空気に触れると30秒足らずで完全に壊れてしまいます!)このような致命的な弱点をもった金属タンパク質、実は殆ど全ての生物が持っています。しかも生命活動を支える上で不可欠な存在です。不思議だと思いませんか?私たち人間を含む多くの生物は酸素に依存して(呼吸して)生きています。酸素があるのに、酸素に弱いタンパク質はどのようにしてはたらいているのでしょうか?
     現在、私が興味を持っているのは、生きている細胞の中の酸化還元状態です。特に光合成生物の細胞の中がどれくらい好気的(嫌気的)なのか、環境要因によってどのように変化するのか、調べています。また、酸化還元状態の変動によって金属タンパク質がどのような制御を受け、はたらいているのか、嫌気チャンバーを使った生化学、プロテオミクスを用いて明らかにしようと試みています。
  • 研究に関わるキーワードは、レドックス制御、金属タンパク質、嫌気生化学
  • 経歴
    2020年11月22日 胆管癌のため逝去
    2016年4月-2020年11月 東京工業大学 科学技術創成研究院化学生命科学研究所 助教
    2010年4月-2016年3月 東京工業大学 資源化学研究所 助教
    2009年4月-2010年3月 名古屋大学 生命農学研究科 研究員
    2008年4月-2009年3月 日本学術振興会 特別研究員(PD)
    2008年3月 名古屋大学 生命農学研究科 博士課程 修了 博士(農学)
    2007年4月-2008年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
    2005年3月 名古屋大学 生命農学研究科 修士課程 修了
    2003年3月 名古屋大学 農学部応用生物科学科 卒業

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