植木研究員のページ

プロフィール

     ミラーボールのようなきらきらした緑の球体がくるくると回りながら泳ぐようすに魅せられ、ボルボックスを使って研究を続けています。
     ボルボックスは田んぼや池に棲む緑藻のなかまです。数千の細胞が球の表面に埋まった形をしています。光合成をするため、鞭毛を動かして光に向かって泳いでいきますが、そのとき、数千もの細胞が互いに連絡することもなしに一斉に協調して鞭毛を動かします。それはまるでシンクロナイズドスイミングのようです。どうしてこのようなことが可能になっているのか。そしてそれは祖先の単細胞生物からどのように進化してきたのか。それを細胞生理学、分子生物学の手法を用いて解明しようとしています。

  • 研究に関わるキーワードは、ボルボックス、クラミドモナス、走光性、鞭毛運動調節など。

  • 経歴
    2014年4月 - 現在    東京工業大学科学技術創成研究院化学生命科学研究所 博士研究員
    2014年4月 - 2016年3月 東京工業大学 資源化学研究所 資源研特別研究員
    2013年4月 - 現在 中央大学 理工学部 共同研究員
    2009年4月?2013年3月 ドイツ・ビーレフェルト大学 博士研究員
    2005年4月?2009年3月 独立行政法人理化学研究所 基礎科学特別研究員・ユニット研究員
    2005年3月 東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程修了 博士 (理学)
    2002年3月 東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 修士課程修了
    2000年3月 筑波大学第二学群生物学類研究生修了
    1999年3月 筑波大学第二学群生物学類卒業
  • リンク
    日本植物学会 研究トピック 第五回「ボルボックス胚のインバージョンには糖ヌクレオチド輸送体InvBに依存したECMベシクルの成長が必須である」




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