東京工業大学
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(応用化学コース)

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2021年 の ニュース

  2021年ノーベル化学賞"不斉有機触媒"でList, MacMillan教授に授与!(10月7日)

 


  研究室内ではフォトレドックス触媒に関してMacMillan教授(プリンストン大学)はよく出てきますが、今回受賞が決まって大変よろこばしいことです。いつかノーベル賞を受賞するとは思っていましたが、期待通り受賞されることになりました。
  有機触媒は酵素がやっているような反応機構で有機反応を促進する手法で、なおかつそれに不斉の要素を加えた研究内容になっています。もともとは縮合反応が中心でしたが、これに酸化還元反応を組み込むためにフォトレドックス触媒作用に研究を広げたようです。フォトレドックス触媒に関して最初に2008年に報告された記念碑的な論文はNicewiczさん(当時ポスドク、現ノースカロライナ大学教授、2016年9月9日に研究室に来訪・講演、ニュース参照)の成果ですが、彼の話では、光の利用はMacMillanさんからサジェッションはあったようですが、可視光増感作用に着目したのは彼だったと聞きました。
  MacMillanさんとは二三度お会いしたことがあります。2014年9月のモスクワの学会でお会いし、クレムリンへのエクスカーションには奥さん連れで参加されていました。その後、2017年に小池さんが有機合成化学協会奨励賞を受賞したときに、MacMillanさんも野依賞を受賞されたので、授賞式でお会いしました。

 写真1
 
2014年9月のモスクワの学会のMacMillanさんの講演。スライドの内容は、Studerさん(ドイツ・ミュンスター大学)がフォトレドックス触媒とクロスカップリングを組み合わせたMacMillanさんの研究について、persistentラジカルの重要性を指摘したものです。

 写真2
 
モスクワの学会はZelinsky有機化学研究所で開催され、所長室でのレセプション時の写真です。真ん中に立っているのが所長のEgorovさん、背中が見えているのがMacMillanさんだと思います。研究所はHell-Volhard-Zelinsky反応のZelinskyにちなんで命名されています。壁には歴代所長の写真がかかっていますが、一番左端の写真は転位反応に名前がついているFavorskiiです。他にも環化反応のNazarovやアミノ化のChichibabinなどが活躍した記念碑的な研究所です。

 写真3
 
Listさんとは一度お会いしました。2016年12月にMaitiさん(インド工科大学ボンベイ校;2019年に3ヶ月研究室に滞在;12月20日のニュース記事参照)が主催したゴア(インド)での国際会議の時の集合写真です。名前を思い出せない人もいます。この会議の前にMaitiさんのキャンパスでプレシンポジウムが開催され、その時も一緒でした。
  

  イギリス化学会の投稿論文の引用回数トップ100位以内に!(10月4日)

 


 2019年にイギリス化学会の論文誌に掲載された全論文のうち、当研究室から報告した下記の論文について、2020年1年間に引用された回数が上位100位以内に入っていたという知らせが来ました。8月のニュースの論文とは別の論文です。手元で調べたところ2019年にイギリス化学会が出版した論文件数は37000件強でした。
Recent progress in photochemical radical di- and mono-fluoromethylation Takashi KOIKE & Munetaka AKITA Org. Biomol. Chem., 2019, 17, 5413-5419.
  

  Inorganic Chemistry Frontiersに掲載された論文引用回数が2位に!(8月27日)

 


 2014年にイギリス化学会から発刊されたInorganic Chemistry Frontiers誌において、当研究室の総説論文の引用回数が、全掲載論文2171件中2位になっている旨イギリス化学会から連絡がありました。

 引用データ

Visible-light Radical Reaction Designed by Ru- and Ir-based Photoredox Catalysis
Takashi KOIKE & Munetaka AKITA, Inorg. Chem. Front., 2014, 1, 562-576.

  

  小池助教 日本工業大学 准教授に異動・昇任!(4月1日)

 


 4月1日付けで、小池隆司前助教が日本工業大学 基幹工学部 応用化学科に異動し、准教授として着任しました。おめでとうございます!これまでフォトレドックス触媒作用に関する研究を通じて長きにわたり穐田研究室を支えてくださいました。ありがとうございました。独立した研究室を運営される小池先生の益々のご活躍を楽しみにしています。

  納戸博士 名古屋大学助教に着任!(4月1日)

 


 4月1日付けで、穐田研究室卒業生の納戸直木博士(2020年3月修了)が名古屋大学 大学院理学研究科 野依特別研究室の斎藤 進教授のグループの助教に着任しました。おめでとうございます!この研究室は野依良治先生のノーベル賞受賞を記念して設立された研究室で、斎藤教授は光や水などをキーワードとした環境調和型の触媒開発をされています。野依先生からも触発されて今後の大活躍が期待されます。 穐田研究室出身の名古屋大学に在籍する研究者としては村井征史准教授(山口茂弘研究室)についで二人目です。

 野依特別研究室
   

  卒業生の送別会を行いました!(3月15日)

 


 3月26日に卒業する10人の研究室メンバー送別会を吉沢研究室と合同で行いました。コロナウイルスを考慮して、屋外のウッドデッキ広場で送別会を行いました。後輩から卒業生への記念品のプレゼントがあり、卒業生から感謝の言葉や後輩へのメッセージがありました。また4月付で日本工業大学へご栄転する小池助教へ学生からプレゼントが渡されました。スタッフおよび後輩一同、卒業生と小池助教の今後の大活躍を楽しみにしています。

 集合写真
 

  共同研究成果が新聞掲載! (3月6日)

 


 卒業生の三柴君(東京都産業技術研究センター勤務)との共同研究の成果について、1月25日にhot paperに選出されたこと、2月25日にプレスリリースされたことはお知らせしましたが、、それを受けてこのたびその内容が日刊工業新聞3月6日朝刊19面に掲載されました。残念ながら転載禁止なので記事は載せられませんが、三柴君が研究の発案と実施をしたもので、重ねておめでとうございます。

 記事の見出し
    

  共同研究成果がプレスリリース! (2月25日)

 


 1月25日の共同研究に関する記事の内容がプレスリリースされました。

「既存の化合物から1ステップで合成可能な新規機能性含ホウ素有機材料を開発」

 東工大ニュース
 

  田中聖也君 修士論文 優秀発表賞(クラスター1) 受賞! (2月18日)

 


 田中聖也君(M2)が、2月15-16日の修士論文発表会@zoomで、優秀発表賞(クラスター1)を受賞しました。研究課題「不飽和炭化水素を原料としたフルオロアルキル基含有スルホン類の光触媒的合成」について、B4から3年間に渡る成果を発表しました。今回、30人の学生が口頭発表(15分発表-9分質疑応答)を行い、クラスター1の全教員の審査で3名を選出しました。後日、賞状が授与されます。研究室の受賞は卒業生の河野君以来2人目です。他のM2メンバーも、興味深い研究成果を分かり易く発表しました。

 賞状
 

  共同研究成果がChem. Eur. J.誌の表紙とHot Papersに選出! (1月25日)

 


 穐田・吉沢研究室の卒業生で、現在東京都産業技術研究センターに勤務している三柴健太郎研究員との共同研究成果がChem. Eur. J.誌のHotPapersに選出され、表紙に採択されました。芳香族炭化水素類にエチニルジメシチルホウ素官能基を導入することで多彩な電気化学・分光学的特性を示すことを明らかとしました。表紙は三柴研究員作成です。

 表紙

 

 
 
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