受賞・プレスリリース
- 2023.07.26
令和5年度 東工大挑戦的研究賞・末松特別賞
岡田智 准教授
中村・岡田研究室の岡田智 准教授が『令和5年度 東工大挑戦的研究賞・末松特別賞』を受賞しました。本学 研究・産学連携本部が7月12日に発表し、表彰式は8月31日に開催される予定です。
このたびは、栄誉ある東工大挑戦的研究賞および末松特別賞を賜りましたことを、光栄に存じます。研究を支えていただいた、中村浩之教授をはじめ、研究室の先生方、スタッフ、学生の皆様、共同研究の先生方には、この場を借りて心より感謝申し上げます。 我々の心や行動の根幹をなす脳の機能は、およそ1000億もの神経細胞によって形成される神経回路によって、高度に統合されています。脳は、神経細胞から放出される神経伝達物質を使い分けることで、情報伝達を整理していますが、同じ神経伝達物質であっても、回路によって全く異なった機能を発現することが知られています。したがって、脳の機能を明らかにするには、個々の神経細胞の活動を観察するのみならず、神経回路が形成された状態、すなわち全脳で神経伝達物質の動態を観察する必要があります。本研究では、画像診断法であるMRIの造影剤を、神経伝達物質に応じてMRIコントラストが変わるように設計・合成します。合成した造影剤を分子プローブとして用いることで、全脳レベルで神経伝達物質の動態を可視化する神経イメージング法の開発を目指します。
賞
令和5年度 東工大挑戦的研究賞・末松特別賞
授賞式
2023年8月31日
受賞先
受賞者
岡田智 准教授
研究題目
全脳分子神経イメージングに資する磁性プローブの開発
関連情報
■ | 研究・産学連携本部 | 令和5年度挑戦的研究賞の受賞者が決定しました。 | |
■ | 東工大ニュース | 2023年度「東工大挑戦的研究賞」10人を表彰 うち3人には末松特別賞を授与 |