東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の松野 匠大学院生（修士課程2年）、山科雅裕博士研究員と吉沢道人准教授らは、ナノサイズの硫黄クラスターを分子カプセルに包み込むことで構造が安定に維持され、汎用の質量分析装置を使ってその質量数を正確に決定することに初めて成功した。

Nature Communications （Nature姉妹誌）

■掲載年月日：2017年9月29日
■掲載頁：https://www.nature.com/articles/s41467-017-00605-5
■掲載題目：Exact mass analysis of sulfur clusters upon encapsulation by a polyaromatic capsular matrix
■研究グループメンバー：松野匠 大学院生、山科雅裕 研究員、清悦久、穐田宗隆 教授、葛目陽義 特任准教授、山元公寿 教授、吉沢道人 准教授

関連情報

■プレスリリース資料（2017年9月28日）
『硫黄ナノクラスターの"精密"質量分析法 ー 分子カプセルの利用で、環状硫黄の安定化と選択的合成を達成 ー 』（PDF)
■東工大ニュース（2017年10月02日）
硫黄ナノクラスターの"精密"質量分析法