東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所

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講演会・イベント

  • 2015.11.25

第3回 資源研国際フォーラム報告

日時:2015年10月19,20日
場所:くらまえホール(東工大蔵前会館)
共催:ナノマクロ物質・デバイス・システム創製アライアンス

 資源化学研究所では、研究成果の公開、国内外の研究者との研究交流の促進を目指して、昨年度から資源研フォーラムを開催しています。第三回資源研フォーラムは、資源研が参画している「附置研究所間アライアンスによるナノとマクロをつなぐ物質・デバイス・システム創製戦略プロジェクト」(以下、アライアンス事業)の共催のもと、10月19-20日、東工大蔵前会館において2015 CRL Forum Internationalを開催しました。

 会議テーマは、創立70有余年の資源化学研究所の理念に因み、"New Frontiers of "Chemical Resources" Science and Technology"を掲げ、上記アライアンス事業の4つのグループプロジェクトに関連する4セッション(Session I: Bio-inspired Materials and Technology, Session II:π-Conjugated Materials, Session III: Innovative Catalysis, Session IV: Advanced Materials and Devices)を設け、異なる研究分野間、研究所間、さらには海外との研究交流の推進をめざしました。各セッションは、ドイツ、フランス、米国から著名な研究者およびアライアンス事業に参画している他4研究所(北海道大学電子科学研究所、東北大学多元物質科学研究所、大阪大学産業科学研究所、九州大学先導物質化学研究所)の関連研究者による招待講演と所内教員による話題提供より構成し、最先端の研究紹介と活発な意見交換が行われました。さらに、所内若手教員全員によるポスターセッションは、他附置研の若手研究者や海外若手研究者のポスター発表も加わり、研究現場の最新の研究成果の紹介と活発な研究交流が行われました。コンパクトな一日半の会議ながら、招待講演11件、話題提供8件、ポスターセッション29件を数え、屹立した研究成果発表と分野を超えた活発な学術交流が行われました。

 会議冒頭、穐田宗隆資源研所長の開会挨拶に続き、安藤真理事・副学長(研究担当)による挨拶、懇親会の三島良直学長の挨拶では、東工大改革の概要説明と資源研の学術・国際交流への取り組みに対する評価と期待をいただきました。会議参加者は144名にのぼり、多くの招待者、参加者から実りのある充実した国際会議であったとの声をいただき、盛況のうちに閉会しました。

 引き続きアライアンス事業のG2(新エネルギー・材料・デバイス)分科会(資源研山口猛央教授主催)、10月22日田町キャンパスイノベーションセンターにて"Workshop on Artificial Photosynthesis"(同長井圭治准教授主催)、10月23-24日すずかけ台キャンパスフロンティアS2棟にて"Conjugated Materials and Dynamics"(同彌田智一教授主催)のポストシンポジウムが盛況に開催され、"CRL Forum Week"として資源研の最新成果の発信と学術交流を積極的に推進することができました。ご案内およびご支援ありがとうございました。

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