久堀教授のページ
プロフィール
大学院修士の頃に取り組んだ葉緑体ATP合成酵素の研究から研究人生を始めて以来、一貫して植物生化学の研究を行っています。学生時代から長いこと大量のホウレンソウと付き合ってきましたが、研究の進展とともにアベナ、エンドウマメ、シロイヌナズナといろいろな植物も相手にしてきました。 さらに、東工大に研究室を構えてからは、シアノバクテリアや大腸菌も材料として扱っています。 最近、主として研究室で取り組んでいるのは、光合成生物のATP合成酵素はどのように調節され、それはどのような生理的な意味があるのか、という問題です。もう一つの大きな研究課題は、光合成生物の調節に重要な役割を果たしているチオレドキシンを中心としたレドックスネットワークの機能解明です。 さらに、2011年10月から2017年3月までは、これらを組み合わせて基礎研究を応用研究に役立てることを目指して、CREST事業「藻類バイオエネルギー」に参加し、「シアノバクテリアを用いた含窒素化合物の生産プロジェクト」を実施しました。また、2016年度からは新学術領域研究「新光合成」に計画班として参加し、プロトン制御に基づく新しい光合成の創成に向けた研究を開始しています。
- 研究に関わるキーワードは、ATP合成酵素、レドックス制御、シアノバクテリア、チオレドキシンなど。
- 経歴
- 2020年4月 - 2022年3月
- 東京工業大学 科学技術創成研究院 研究院長
- 2018年4月 - 2020年3月
- 東京工業大学 科学技術創成研究院副研究院長（安全担当）、化学生命科学研究所所長
- 2016年4月 - 2018年3月
- 東京工業大学 科学技術創成研究院化学生命科学研究所副所長
- 2016年4月 - 現在
- 東京工業大学 科学技術創成研究院化学生命科学研究所教授
- 2016年4月 - 現在
- 東京工業大学生命理工学院 教授（ライフエンジニアリングコース主担当）
- 2012年11月 - 2016年3月
- 東京工業大学 資源化学研究所副所長
- 2009年5月 - 2016年3月
- 東京工業大学 資源化学研究所附属資源循環研究施設長
- 2009年4月 - 2016年3月
- 東京工業大学 資源化学研究所附属資源循環研究施設教授
- 2009年4月 - 2016年3月
- 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 化学環境学専攻 教授（兼担）
- 2009年4月 - 2016年3月
- 東京工業大学 大学院生命理工学研究科 分子生命科学専攻 教授（兼担）
- 1995年1月 - 2009年3月
- 東京工業大学 資源化学研究所 助教授/准教授
- 1987年7月 - 1994年12月
- 横浜市立大学 文理学部理科 生物課程 助手
- 1985年4月 - 1987年6月
- 早稲田大学 教育学部理学科 生物学専修 助手
- 1985年3月
- 早稲田大学大学院理工学研究科 物理学及び応用物理学専攻 博士後期課程 修了, 理学博士（早稲田大学）
- 1982年3月
- 早稲田大学大学院理工学研究科 物理学及び応用物理学専攻 博士前期課程 修了
- 1980年3月
- 早稲田大学 教育学部理学科生物学専修 卒業
- 社会活動
- 2021年1月 - 現在
- 日本光合成学会会長
- 2020年1月 - 現在
- 日本光合成学会常任幹事
- 2019年4月 - 2020年3月
- 国立大学附置研センター会議会長
- 2018年8月 - 現在
- 公益財団法人大隅基礎科学創成財団監事
- 2017年8月 - 2018年8月
- 一般財団法人大隅基礎科学創成財団監事
- 2017年3月 - 2019年3月
- 公益社団法人日本植物学会理事
- 2016年3月 - 2018年3月
- 社団法人日本植物生理学会常任理事
- 2017年10月 - 現在
- 日本学術会議連携会員
- 2015年10月 - 2017年9月
- 日本学術会議連携会員・植物科学分科会幹事
- 2014年9月
- 公益社団法人日本植物学会第78回大会会長
- 2013年1月 - 2016年12月
- 日本光合成学会常任幹事
- 2013年3月 - 2015年3月
- 公益社団法人日本植物学会理事
- 2012年7月 - 2013年3月
- 公益社団法人日本植物学会専務理事 （2012年7月、公益社団法人移行登記完了）
- 2011年4月 - 2012年6月
- 社団法人日本植物学会専務理事
私の著作
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